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水産逍遥歌

2009/07/26

 先ずは水産逍遥歌。この歌はラグビー部ならずとも東京水産大学の関係者なら一度は歌ったことがあるのではないでしょうか。今年の5月27日に私の勤務するニチレイグループで同大学出身のOB、OG44名が集う会がありましたが、やはり最後の締めは水産逍遥歌でした。

 学生時代の水産逍遥歌の思い出と言えば、定期戦の後の懇親会や菅平合宿の納会などで歌いました。特にシーズン終了の納会(北品川の寿司屋の二階)では、最後まで潰れずに生き残った部員全員が肩を組んで歌ったのを覚えています。ただし、まともに歌えたのは3年生になってからですね。1年生、2年生の時は、納会の途中で記憶を失い気がついたら学生寮で寝ているパターンでした。

 水産逍遥歌の歌詞の部分は、結構覚えている方もいらっしゃると思いますが、肝心要の巻頭言ですが、ほとんど覚えている方はいらっしゃらないだろうと思い調べてみました。水産逍遥歌については全国の水産系の大学の愛唱歌として広がったようです。(北海道大学水産学部では水産放浪歌)

 巻頭言(前口上)の本歌は、「蒙古放浪歌」の序文から引用されているようです。「蒙古放浪歌」は、昭和初期に流行っていた歌で、旧陸軍中野学校で愛称されていた「無線放浪歌」や「三三壮途の歌(さんさんわかれうた)」の元歌といわれているそうです。

ご興味のある方はこちらのサイトをご参照下さい。※下線部分をクリックして下さい。
鹿児島大学理学部同窓会のHP

こんなのも見つけましたのでご参考に。※下線部分をクリックして下さい。
水産放浪歌を歌う北大応援団
応援団が歌うとこんな感じなんですね。節回しは、それぞれ大学によって違う感じですね。

これは少々マニアックです。※下線部分をクリックして下さい。
蒙古放浪歌
鶴田浩二が歌う蒙古放浪

(食工37回卒 新井)

 
『産逍遥歌』

(前口上)
巻頭言!

貴名門の乙女に恋するを純情の恋と誰が言おうか
裏町の廊屋に住まわす貧しき乙女に恋するを
不情の恋であろうと誰が言おうぞ

雨降らば雨降る時 風吹かば風吹く時
コツコツと鳴り響き靴音に あぁ あれは
水産大学の学生さんではないかと
胸をときめかすも客の手前

あまた多くの男性に汚されし唇を 今宵もまた
赤きルージュに染めて誰を待つのかネオン街角巷の乙女

酒は飲むべし 百薬の長
女は愛すべし これまた人生無情の喜びなり
胡蝶美人の膝枕 昨夜の未練さらにさらになし
叩く電鍵 硬く握る操舵機

我ら海の子鴎鳥 明日の命と誰ぞ知る
いざや歌わんかな水産逍遥歌

Eins! Zwei! Drei! Sir!

1.心猛くも鬼神ならぬ
  男と生まれて情けもあれど
  母を見捨てて波のりこえて
  友よ兄等(けいら)と何時又合わん

2.朝日夕日をデッキに浴びて
  続く海原一筋道を
  水産健児が心に秘めて
  行くぞ万里の波のり越えて

3.波の彼方の南氷洋は
  男多恨の身の捨てどころ
  胸に秘めたる大願あれど
  生きて帰らん望みは持たず

※巻頭言については少し間違っているかもしれませんので正しいのをご存知の方は掲示板にてご連絡頂けると有難いです

※一番下にPDF(水産逍遥歌の歌詞)を添付しましたのでプリントアウトされる方  はそちらをご利用下さい。

 

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