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海洋大ラグビー部記録

練習の時は自分が一番下手クソだと思い、試合の時は自分が一番だと思え。

投稿日時:2013/11/10(日) 22:37


タイトルの言葉は小学生の時に所属していたソフトボールチームの監督でもあり、恩師でもある方に何度も言われていた教訓です。最近になってこの言葉の意味と重みを身をもって理解できるようになってきた気がしています。

申し遅れました。海洋工学部流通情報工学科3年竹内愛貴が今回はブログを書かせていただきます。今週日曜日にプレーオフ2回戦を控えていて、シーズン真っ只中ということもあるので、おふざけなしの方向でいかせていただきます。


自分は小さい頃から根っからの野球少年。練習が無い日はみんなで集まって野球をして、夜はテレビでプロ野球中継を見る。学校の夏休みの宿題の読書感想文、美術のポスター、自由研究、全て野球関連で仕上げるといった世間で言う生粋の「野球バカ」だった。その時の夢はもちろん甲子園に出場してプロ野球の道へ進む。中学の時にはいくつかのスポーツ推薦の誘いがあり自分にもなぜか自信があり、恥ずかしい話ではあるがかなり天狗になっていたと思う。誘いは断り、ひたすら勉強をして高校は、スポーツ推薦の話も全く来ていない進学校でもあり野球の名門校へ入学した。


そこで待っていたのは厳しい現実。一般生と推薦組の天と地の差の扱い。ここでは書けないようなことばかりが毎日続き、一般生は勉強もしっかりとやらなくてはいけなく追い込まれる日々。自分でもプライドがあったし応援してくれている人がたくさんいたから、辞めることなんてできなかった。親にも迷惑をかけたくなかった。やるしかなかった。でも、心身共に限界は訪れ、辞めることを決めた。野球部を辞めてから何を目標に生きればいいのかわからなく、抜け殻のように教室に一人でいた。その時は生きてる意味すら感じなかった。そのぐらい自分にとって大切な物を失ったことに後から気づいた。


ある日、自分が野球部を辞めたことを知った友達がラグビー一緒やろうよと声をかけてきた。空気も読まずに。なにがラグビーだよふざけんなと思い真っ先に断った。しかし、めげずにそれから毎日のように誘いに来てくれた。でもそれが孤独な自分にとって、なんだか凄く嬉しくてとりあえず体験で行ってみることに決めた。すると、体はゴツくて怖そうなのに優しい先輩達が歓迎してくれて、タッチフットが凄く楽しかったのを今でも覚えている。それから試合を見に行って、ルールは全く知らなかったが見ていて興奮した。試合が始まると目の色を変えて、倒れても立ち上がってタックルに行き、敵をなぎ倒して前へ進む姿。この日からこのラグビーで見返してやるんだと誓いラガーマンになることを決意した。


文武両道とは自分にとってなかなか難しいものである。高校生活は学校に行って飯食って、授業中はラグビーのこと考えて、筋トレして、ラグビーして、帰って寝ての繰り返しで勉強は二の次でラグビー一色に染まっていった。3年になっても大学のことを全く考えていなかったが、学生コーチで何度か練習に来てくれていた一昨年のキャプテンの藤尾さんに海洋大学来いよと声をかけていただいた。先輩は冗談だったみたいだが、自分はこれだと思い大学を調べ尽くして対策を繰り返してなんとかAO推薦で入学することができた。高校でラグビーは辞めようと思っていたが学生コーチの方々に大学でもラグビーをしてもらいたいと言われ、大学で元気にラグビーを続けて良い結果を残すことが、今まで応援してくれていた人たちに自分ができる最大の恩返しなのではないのかと思い、続けることを決めた。それがモチベーションとなって、今も頑張れているのだと感じている。


振り返ってみるとラグビーが自分を成長させ人生を変えてくれた。それによって素晴らしい仲間、先輩、後輩、指導者に出会えた。こうやって毎日平和にラグビーをできていること、多くの支えがあって今のチームがあることを忘れてはいけないと思う。この日常が当たり前だと決して思ってはいけない。だからこそ、これからもひたむきにラグビーをしていきたい。海洋大学ラグビー部が全国大会の地で躍進することを目指して!!

 

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